2025年3月 町会長あいさつ

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  今年は2025年、昭和で言えば丁度100年です。

 終戦っ子と言われる私達は、すぐに年齢が分りやすく、学校でも2年後輩は当時12クラスあるのに、私達は5クラスでした。

現在の様に登下校も集団ではなく、個々に仲の良い子と一緒なのが普通でした。

帰りは妹2人の面倒をみるのが日課で、わざと遅く帰り母に叱られたものです。

当時は炭坑の住宅に住み、凄く大きなお風呂に妹2人を連れて行くのが私の日常で、薬風呂もあり、記憶の中では洗濯場もありました。

今思えば不思議な光景で、電気、水道、風呂燃料の全てが無料でした。

そんな小学校時代の少し苦い思い出が、一蹴される出来事がありました。約70年ぶりに会った同級生から「毎日妹2人を連れて面倒を見ている貴方に、素晴らしいと言いたかった」と。

また、お風呂場のすぐ側でお店を営んでいた祖父からは、夏はアイスを私達にくれ、勿論ただでした。時にきちんとアイロンをかけた百円札を私にそっとくれるのが、私と祖父の秘め事でした。

その祖父は結婚した私を“さん”付けで呼んでいました。

このところ、思い出すのは良い思い出で嬉しい限りです。

町会長 湯淺 美智子